ワイン好き・ねこのミーの庭 パート2「猫とワインと美味しもの」

いつの間にか60代一人暮らし。断捨離しつつも、日々を楽しみ、美味しいものを食べ、愚痴を書いてます。

イギリスが嫌いなわけ2

私が、もし、ロンドンとか、ケンブリッジとか、オクスフォードとかに来ていれば、違ったと思うのですよ。

ケンブリッジから来たポスドクの中国人も、オクスフォードから来たクロアチア人も、ここについては文句を言っている。

研究者のサポートについても、やっぱり、ちょっと違うらしい。

なんでなんですかねえ。

やっぱり、地元のイギリス人が多いせいかなあ。

あくせくしてないんですよ。
別に大学を卒業できればいいや。
別にドクターもらえればいいや。
別に今日一日、過ごせばいいや。

水曜日の夜は、みんなで帰りにパブで一杯やる。
金曜日の夜は、友達とパブで一杯やる。
みんな地元の人達がほとんどだから、友達は地元で、イギリス人。
イギリス人だけで固まってしまうのですよねえ。

ケンブリッジやオクスフォードから来た子達は言います。

ケンブリッジやオクスフォードは、もっとインターナショナルで、ヨーロッパ中から来ている。そして、ちゃんと仕事をしないといけないことをわかっている。友達を作りたいって思っている。だから、みんなでいろんなところに行った。でも、ここはイギリス人達が固まっているわよね。

ケンブリッジやオクスフォードでも、イギリス人は、あんまり働かないらしい。一生懸命やるのはたいてい外国人らしい。

ポスドクの彼女は言います。
学生を持ちたいけど、イギリス人は嫌だな。

ここの大学には、イタリア人、南アメリカ人、韓国人、オランダ人などの講師や助教授が居ますけれど、彼らも、イギリス人は働かない、と言う。

もちろん、みんなの倍以上に働くイギリス人もいますよ。
いつも実験台がすごくきれいで、ノートもすごくきっちり書いて、とっても、きっちり、しっかり実験する。

一度、聞いたことがあります。「ホントにイギリス人?」って。
これって、かなり失礼だけど、
でも、笑って、「いや、たぶん、違うよ。」って!!

こういうイギリス人は、大変だと思う。だって、みんなが働かないのに、自分はちゃんとやる。だけど、パブへのお誘いは来る。夕方、パブへのお誘いが来ると、実験を途中でやめて、一杯だけ飲んで、また、ラボに戻って実験してます。

律儀だなあ。

まあ、怠け者でも、働き者でも、本人がそれでよければいいんですけど。
ただ、仕事をしたいって思っている人達と怠け者では、やっぱり時間が合わないから、難しい。グラントを取るは、やっぱりどこの国でも大変だから、学生達が働かないと大変なのです。ボス達は、グラント書きで忙しいのだから。

変なんですけどね。