ワイン好き・ねこのミーの庭 パート2「猫とワインと美味しもの」

いつの間にか60代一人暮らし。断捨離しつつも、日々を楽しみ、美味しいものを食べ、愚痴を書いてます。

多くの人種の中で思うこと

少しセンシティブな内容です。

ラボには、シシリア人、ロシア人、スペイン人、パレスチナ系ドイツ人、中国系マレーシア人、中国人、クロアチア人、イラン人、クェート人、インド人が居ます。隣のラボには、韓国人。様々な人種が居ます。

街の中でも、インド人、パキスタン人を多くみかけます。

そして、やはり、人種差別は、あるのです。

でもですねえ。差別されて、ひるんではいけないって、思いました。

人間も動物なのでしょう。
やっぱり、弱いって思われると、いじめられるのです。

私も最初はそれぞれの地方訛りの英語に慣れなくて、あんまり喋りませんでした。でも、そういう弱みを見せると、平気で壁の裏側で、悪口を言います。これではいけないと思い、喋れなくても、わからなくても、がーんって、はっきりと言うようにしました。すると、とたんにみんな態度を変えるのです。

イスラム系の女性は、ラボでは、なんとなく嫌われています。一つには、彼女が第二夫人であるということが原因しているようです。イギリス人達が、「第二夫人だなんて、考えられないわ。信じられない。アタシはイヤー!」って、言っていたのを聞きました。なぜなんですかねえ。文化が違うんだし、本人がそれで納得しているのだし、あんたらに迷惑をかけるわけじゃないだろうに。イギリスは個人主義って聞きますけれど、どこが個人主義なんでしょうね?これには、本当にむかつきました。

ただ、このイスラム系の女性も、そう言われていることを卑屈に思ってしまい、あんまりラボに出てこないのです。必要な時だけしかラボにいない。デスクワークは、自分の家でやっているみたいです。そして、たとえば、ミーティングのお知らせを教えてもらえなくても、どうせ私にはみんな教えてくれないんだわ、って、黙っているのです。

私は、彼女に言いました。だめよ。ちゃんとミーティングのお知らせは教えてもらわないと困るって、言わないとって。すると、彼女は、そんなことはできないって、言うのです。

これでは、やっぱり、いじめられてしまいます。

ただ、私としては、それを黙っていることはできないので、ミーティングはちゃんと彼女に知らせるようにと、ラボマネージャーに伝えました。また、朝、大きな声で、大騒ぎをして、彼女に挨拶をするようにしました。そうしているうちに、差別する雰囲気はだんだん無くなりました。

もちろん、生理的に有色人種を受け付けないっていう白人もいるようですから、すべての人達にこれが通じるわけではないと思います。が、昨今、目立ってそんなことをすれば、訴えられかねないってことぐらいは、頭の片隅にあるでしょうから。たとえ、どんな差別を受けたとしても、それで卑屈にならず、むしろ、そういう相手には、率先して話しかける。毎日、話かける。それで、慣らしてしまう。私なりの解決方法です。