ワイン好き・ねこのミーの庭 パート2「猫とワインと美味しもの」

いつの間にか60代一人暮らし。断捨離しつつも、日々を楽しみ、美味しいものを食べ、愚痴を書いてます。

Withコロナ時代の新しい食事スタイル 提案その1 ハローセンス

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新型コロナウィルスの感染拡大防止として、飲食店の営業時間の縮小が言われています。なぜ、営業時間の縮小が必要なのか?そもそも、営業時間の縮小でいいのか?説明をもう少し分かり易く記載されるべきだよなあ、と、思います。

昼だろうが、夜だろうが、飲食時の感染のリスクはあるのです。。。それは、飲食店だろうが、お家だろうが。

皆さんがレストランでランチをしてらっしゃるのを見ていると、食事が終わった後、マスクをせずにソーシャルディスタンス1m以下で楽しそうに歓談されてます。

これ、ダメです~。

本当はマスクをつけたり、外したりがいいのですが、マスクのつけはめはかなり面倒です。

そんな時に使えるのがこの扇子です! プラスチックなので、70%エタノールで消毒できます。お店が一人一人に隔壁をつけてくれるといいのですが、たいていはテーブルごとになってます。そんな時、少なくとも飛沫が飛ばせないようにこの扇子でエチケットを守ることができますね。

素敵!

広めて、みんなで使いませんか?

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ハローセンス 新しい食事スタイルのために

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皆さん、不自由な生活の日々を送ってらっしゃると思います。

自分は関係ないと思わず、もしかしたら、自分がウィルスをまき散らしているかもしれないと思って、それぞれが少しの努力をすることにより、自由が戻ってくる可能性もあるのではないでしょうか?

ぜひ、少し考えてみてもらえるといいと思います。

 

新型コロナウィルスのワクチンのお話

久しぶりに、サイエンスのお話。

 

また、緊急事態宣言が出てしまいましたねえ。まあ、もともと、冬に繁殖するウィルスなので、予想はされていたことですね。日本も感染者、増えてますよね。

一方で、ワクチンの開発もすごい勢いで進んでいます。

驚くべきことは、モデルナのワクチン開発。これはきっと、後にドキュメンタリー映画になるに違いない。

《モデルナとは》

米国ボストンにあるバイオベンチャーです。

www.modernatx.com

 

モデルナとはいかなる企業か? ワクチン開発競争が示す、製薬業界の大転換 |ビジネス+IT からの一部抜粋

「モデルナの共同創業者はハーバード大学で幹細胞の研究を行っていたデリック・ロッシ(Derrick Rossi)氏。京都大学山中伸弥教授がノーベル賞を受けたiPS細胞の研究をもとに、ワクチンとしてより安全で効率的な手法を探った結果が、mRNAの成果に至ったと言われる。この技術を商用化するため、Flagship Ventures(現Flagship Pioneering)から投資を受け、2010年にモデルナの創業に至った。」

 

だそうです。

そして、オールアバウトサイエンスジャパン(https://aasj.jp/を運営する西川先生の論文ウォッチによると、

今回のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のワクチン開発のスケジュールのスピードたるや、すごいようです。2020年1月に新型コロナウィルス (SARS-CoV-2) の遺伝子配列が公表されて3日後に、今回のワクチンの設計を決定し、そのことを論文にして発表しているという。さらに、翌日には、GMPグレードでRNAの生産を開始し、翌月には動物実験を開始し、さらに、3月にはFDAに申請をしている。で、それも論文にしている。すべての開発を論文に出しつつ、製造も行い、申請をする。

いや、お見事!

ベンチャー企業がグローバルにコマーシャルするのは、論文発表が一番安価で効率がいい。さらに、安心される。大手企業とは異なる戦法としては、正解だと思います。

すごいのは、 モデルナが有効なワクチンのためのmRNAを設計した部位は、中和抗体誘導に適したタンパク構造を特定できたからだという。ウィルスが細胞への侵入前のスパイクに結合できる部位が最も安定しており、さらに、変異が入ることを想定した設計とのこと。

mRNAは、通常、すぐに分解されるが、化学修飾していて、体内に入ってもゆっくり分解されるが、タンパク質を投与するよりも、早くリンパ節に到達し、そこでたんぱくが作られ、抗体が作られるという。

そうだとすると、今後、この技術は様々に展開されるに違いない。

mRNAワクチンは感染症だけでなく、mRNA癌ワクチンの研究は、以前より進められており、臨床試験もすでに進められている。今回のモデルナの新型コロナウィルスに対するワクチンの効果が実証されれば、癌ワクチンの臨床開発は加速化されることが予想される。自己免疫疾患やアルツハイマーなどについても、RNAワクチンの開発が進んでいる。

別の話ですが、DNAシークエンスから、AIでタンパク構造を予測することができたことが、サイエンスでは昨年の10大ニュースに入っています。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/01/news053.html

 

つまり、

遺伝子配列がわかると、AIでたんぱく構造がわかり、それを見て、RNAワクチンをデザインし、合成して、動物実験して、効果を見る、安全性を確認する、市場するというのが、短期間で開発できる、ということを示唆している。

いやあ、研究開発のパラダイムシフトが起きそうな話だと、思う、今日この頃です。

 

 レアちゃんの写真も貼っておきます💛

朝ご飯

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今週は、夏休み。コロナウィルス蔓延のこの状況で、実家には帰れず。。。家の中にこもる日々。自粛中に、ぶくぶくと太ってしまい、健康的な食事をしたら、痩せるかなあ、と、微かな希望を持って、朝ご飯。

  • 銀ザケ西京漬け
  • キャベツの麹漬け
  • にんじんのぬか漬け
  • 長野の白味噌のお味噌汁 
  • バイオビレッジ村産 無農薬コシヒカリを七分づきに精米したものに十穀米を入れたもの

バイオビレッジは、長野県飯田に、モノクロナール抗体研究所の野崎さんが、研究者の早期退職村として開いたベンチャー。早期退職者と一緒に、イノベーションするって言ってたのに、すっかり農業にはまってしまった様子で、せっせと米作りをしては、株主に配ってる。

エピジェネティックス関連の論文では、彼の作った修飾ヒストン抗体はずいぶんと使われているらしい。バイオ系でちゃんと黒字なベンチャーはここぐらいではないでしょうか。

バイオビレッジは、赤字だけど。。。

 

 

再生医療ってなに?

最近、新聞によく取りあげられるようになった再生医療、ES細胞、クローン胚

まるでゴールドラッシュのように、ヒトもお金も集まって行く。カルフォルニアは、シュワルツネッガー知事がゴーサインを出したことで、ゴールドラッシュなんですよ、ほんとに。

でもねえ。夢のような治療が可能になる、なんてことのためには、まだまだたくさんの研究が必要です。倫理的に問題は?なんてことが言える以前に、研究するためのハードルはあまりに高くて、みなさんが心配するほど簡単には研究できないのです。

そんなに簡単に、ES細胞は増えない。
そんなに簡単に、クローン胚もできない。
そんなに簡単に、膵臓や肝臓の細胞にはならない。

生命を壊していいのか、って議論もあります。

でも、病気で苦しんでいる人達をそのまま見殺しにしていいんでしょうか?
もし、治療できる可能性があるのであれば、その可能性を探る努力をするべきではないのでしょうか。日本では、臓器移植の際に余った組織を、再生医療のために研究する材料として使うことを許可されていません。

議論は、もっと、広い視野でなされるべきだと思う、今日このごろです。