アメリカに、学会とか、なんかで行ったときに、初対面であれこれ話を始めるときに、聞かれるのは、たいてい、Where did you come from? Where do you come from? Where do your family live?だったりする。
でも、こっちでは、圧倒的に、
How long have you been here?
って、ことを最初に聞かれる。どっから来たのかって、ことは、ほとんど聞かれない。どこの国かって、聞かれることもほとんどない。たいていの場合、中国人と決めつけられるからねえ。勘違いされるのは仕方ないけど、素直に聞こうよって、思うんだけどね。
イギリスでの暮らしに慣れているか、慣れてないかは、とっても重要なことらしい。それで、言葉がどのくらいできるかとか、会話の調子を試しているのかもしれない。
次に聞かれるのは、
Do you like England?
これは、困るのよねえ。実は、嫌いだったりするわけで。とはいえ、Noとは言えませんよ、さすがに。
I like UK. It is because....と、まあ、景色がきれいだとか、時間がゆっくりだとか、野菜の味が濃いとか、そういうとりとめのないことを並べていくわけですねえ。
勘のいい人だと、この辺りで、「ふふ。それって、退屈ってことでしょ?」って、突っ込んでくれるわけですが、たいていのノー天気なブリッツは、そうでしょ、そうでしょとばかりに、ふんふんと聞いてくれて、「良かったわ。あなたがイギリスを楽しんでいてくれて。」なーんてことを言ってくれるので、ありがとう、となるわけです。嘘くさー!
日本だと、たいてい、日本って、どう思うって、外人に聞きますよね。あるいは、日本食はなにが好きとか。いきなり、好きか?って、聞く辺りに、ブリッツの精神構造が見えるような気がするんですけどね。