伍 (itsu)さん
にお伺いするようになって、自宅でもちゃんとお茶を入れたくなってしまった。あんな風に素敵に美味しくは入れられないし、でも頻繁には伍さんにお伺いできないし。そんなことを考えていたら、どうしても宝瓶が欲しくなってしまった。
あちこちそれらしいお店を訪ねてみたけれど、
「お取り寄せですね。」
「以前は置いてたんですけど、今はないんですよ。」
「あ~、ないですね。」
と言われた。じっくり実物を見てから書いたかったのだけれど、仕方なくネットで買うことにした。
宝瓶 白磁 陶網 茶器 美濃焼
|
これは、網が陶器になっていて、普通の急須のような形のもの。私が欲しいのはこれじゃない。
|
|
網のないこの形が欲しい。黒はシックで素敵だけれど、黒じゃないのがいいなあ。
|
うーん、白磁じゃないのがいいんだなあ。
ずっと食器を白にしてきた。けれど、60代になったせいなのか、白だけだと寂しい気持ちになってしまう。色があったり、柄が入っている方がいい。
さらにネットを探してみると、あった~!
S宝瓶 / 吹墨store.hulsgallerytokyo.com
買っちゃいました~!!
美しい。。。写真を撮る腕が悪いので、この美しさが画像で伝わらないけれど、美しい。これは素敵な時間が過ごせるに違いない。
お茶を入れてみる。
網はないのに、お茶の葉は出てこない。美しい、、、。
お茶は、、、まだ、あんまり美味しくない。。。。道具が良くても、腕が良くないと美味しくは入れられないのだなあ。。。もう少し修行せねば。
そんなゆったりとした時間を狭いキッチンで過ごしていたら、レア姫がご機嫌斜め。
「リビングに来て、私を撫でよ!」とのご命令。
「レア姫様、承知いたしました。撫でさせていただきます。」
カウチの真ん中に座っていたレア姫は、私が行くと、横に避けて姫様座りをして、撫でてもらうのを待っている。
はーい。わかりました。撫でますよ。
カウチに腰掛け、撫で始めると、レア姫はすっかりご機嫌で気分が良くなったようで、目を細めつつ、ごろごろと喉を鳴らす。
ああ、なんて幸せ!